AIC PHOTO

AIC航空写真館


ボーイング747SP-21 21025/273 N533PA パン・アメリカン航空〔1985年 成田空港〕 

2021/11/22 1980年代

54機製造された747SPの4号機ですが、この機体が有名なのは、パンアメリカン航空が1976年4月東京-ニューヨーク間の直行便を開始した直後の1976年5月1日から3日にかけて、JFK―ニューデリー―東京―JFKで、世界一周最速記録(FAI)を作った機体(Clipper Liberty Bell)だからです。
記録は46時間1分(飛行時間39時間25分)37,235.4kmを平均速度809.24km/hでした。なお、翌年の1977.10.29日から10.31日にかけ、両極点を通過する記録飛行“Flight50”を54時間7分12秒で実施しています。
撮影時の機体は、パンナム最後の新塗装、クリッパー名も“Clipper Young America”となり、機首上部に‘Flight 50”が記入されています。また、直後の1986年にはユナイテッド航空へ売却され、塗装変更後も成田で見られました。