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Vol.10 : 飛行艇〔PART.3〕飛行場がなくても便利な足

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平成29年07月20日掲載

Vol.10 : 飛行艇〔PART.3〕飛行場がなくても便利な足


現在でこそ主な地方都市を含め、どこにでも飛行場がありますが、近年まで飛行場もない過疎地(離島や僻地等でヘリも普及していない頃)では、無くてはならない住民の足でした。

文・写真 : 鈴木 宣勝
 
グラマンG-21Aグース c/nB-104  ZK-DFC シービーエア
〔1980年NZ オークランド湾〕
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1942年JRF-5 (84809)として製造された機体で、米国N1621Aから72年にニュージランドZK-DFCとなり、写真のSee Bee Airは77年から89年頃まで、オークランド市内の港から運行していました。

 
グラマンG-21A グース c/nB-59  N18CS エアカタリナ
〔1975年 ロングビーチ空港〕
グラマンG-21A グース
c/nB-66 N324 エアカタリナ
〔1975年 ロングビーチ空港〕
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Air Catalinaは、1973年から77年までロングビーチ空港とカタリナ島アバロン間を計6機のグースで当時島民の足として運航していましたが、この機体は76年4月離水後直後片発停止での不時着水事故で失われています。

カタリナ島アバロンへの便は、Air Catalinaの前はGolden West Airlines(1963-1973)が同じグースで運航していたが、それ以前の1940年ごろからCatalina Air Lines(Avalon Air Transport)として、より大型の飛行艇シコルスキーS-43とVS-44を使用した長く続いた飛行艇の定期路線でしたが、77年にグース機の塩水腐食が原因で飛行艇便が無くなりました。Santa Catalina Islandは、最近でこそLA、ハリウッドの富豪たちが別荘を持ったことで、リゾート地として大いに賑わっていますが、今は、高速艇とヘリの定期便のみとなっているようです。


 

デ・ハビランド・カナダ DHC-6-100 msn86 C-GGAW Airwest Airlins
〔1978年バンクーバー湾〕

デ・ハビランド・カナダ
DHC-6-300 msn343 N68LU
Lake Union Air〔1990年 ビクトリア港(BC)〕
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カナダ・バンクーバー湾にある水上機飛行場に着水するDHC-6 ツイン・オッターです。この機体は、その後Air BCを経て West Coast Airで使用していましたが、2000年このバンクーバー港を離水直後の片エンジン停止事故で失われています。

カナダ・BC州のリゾート地ビクトリアと米国シアトル間を運行しているレイク・ユニオン・エアのツインオッターです。


 
デ・ハビランド・カナダ DHC-3オッター cn258 C-FXRI Airwest Airlines
〔1978年 バンクーバー湾〕
デ・ハビランド・カナダDHC-2
Mk.Ⅲターボビーバー c/n1686 TB54
C-FOEY Airwest Airlines
〔1978年 バンクーバー湾〕
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DHC-3オッターはレシプロエンジンのR-1340ワスプエンジン (600HP)が装備され、1952年から466機生産されましたが、1965年初飛行したDHC-6 ツインオッターは、このオッターをタービンエンジン双発化したものです。なお、この機体はその後、DHC-3T ターボ・オッター(PT-6A エンジン)に改造されています。


DHC-2 Beaverは、1947年から1967年まで計1600機以上生産されたレシプロエンジンのR-985 ワスプ・ジュニア・エンジン(450HP)装備のSTOL機ですが、このターボビーバーはエンジンをターボプロップ( PT-6A )に替え、最後に約60機生産された型です。


 
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