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航空管制官
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航空管制官

 


  航空管制官(飛行ルートを管理する公務員) は、空の交通整理人です。旅客機を飛ばすためにパイロットと同様に大変重要な役割を担っています。管制官はパイロットに空の交通状況などの情報を伝え、航空機の離発着をパイロットに指示します。管制官は飛行機が安全に運航できるように、飛行ルートを常に監視する重要な仕事です。具体的には、管制塔から旅客機のパイロットへ誘導路を指示して、滑走路へ誘導します。特に巨大な旅客機を操縦するパイロットには周りの安全確認が困難なため、機体を後退させるタイミングの指示や、他の航空機との移動の妨げにならぬように、パイロットへ無線で連絡する重要な役割を担っています。
 また、機体を滑走路へ誘導する際、離着陸の順番を決めパイロットへ離着陸の許可を出します。管制官はこうした誘導路から滑走路までの移動の指示や、離着陸の許可を出す役割があります。離着陸のために旅客機の高度の上下や進路、速度も管制官が指示や許可を出しています。
 さらに機体の離陸時にはレーダーを監視しながら、他の機体との接触を防ぐため、離陸の妨げにならないように他の旅客機のパイロットへ、高度の変更や迂回などの指示を出したりします。管制塔のレーダーは空港より約100㎞以内を飛行する機体を監視できます。さらに日本各地に設置されるレーダーで、空と近海上空をカバーし、空の交通整理を行なっています。
 管制官は空港以外の全国4カ所ある「航空交通管制部」と、福岡にある「航空交通管理センター」で、全国47セクターに分けられる空の監視も、それぞれ管制官が受け持っています。国内上空を飛行するすべての機体を監視し、一定の空港やセクターに航空機の集中を防ぎ、旅客機の流れを監視する「フローコントロール」を担当します。
 この他、安全を守るルールやレーダーなどのシステムの開発、管制官育成など、仕事は多義にわたります。

❖ 航空管制官になるには

 国土交通省の「航空管制官採用試験」を受け、これに合格し採用されると国家公務員である国土交通省の職員になります。試験自体は大学卒業程度レベルで、21歳以上29歳未満で大学、短大、高等専門学校などの卒業者か卒業見込み者であれば受験が可能です。試験は英語での聞き取りや面接があり、語学力が必要です。また「空間認識力」と「記憶力」も必要となります。〔視力、聴力等に一定の条件があり、試験内容は、一般教養や英語の筆記試験、英会話、ヒアリングなど。合格率は約7〜10%と低い〕
 試験に合格後は、関西国際空港の近くの「航空保安大学校」で1年間の基礎研修を受けます。国家公務員としての採用になりますので、航空保安大学校に通いながら研修中に給料が支払われます。航空保安大学校で1年間の研修終了後には、国土交通省での配属により、全国各地の空港や航空交通管制部に配属されます。
 配属後は「訓練生」として、機器の扱い方や専門知識、的確な判断力と仕事に必要な精神力などを身につけていきます。訓練は数カ月から数年かかることもあります。そして訓練終了後に、ようやく航空管制官として任命されることになります。  
 この他に、求められる能力としては、集中力が挙げられます。間違った判断をすると大事故になってしまう恐れがあり、ミスが許されない仕事です。天候やレーダー情報を元に、常に状況を冷静に分析し、的確な判断を下さなければなりません。判断力と集中力を問われます。また、語学力でもパイロットへの指示は基本的には英語で行われ、英語力がなければなりません。

※上記の内容は2017年3月現在の情報をもとに作成しています。

 

※詳細は後日掲載予定

   
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