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Vol.18 : 航空貨物輸送の時代 Part:2(レシプロ貨物機 その2)

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平成30年01月25日掲載

Vol.18 : 航空貨物輸送の時代 Part:2(レシプロ貨物機 その2)


文・写真 : 鈴木 宣勝

 

 航空貨物輸送の時代 Part:2は、レシプロ貨物機では、戦後多くの軍用輸送機が民間に払い下げられ民間貨物輸送機として活躍し、主要な路線には登場しないまでもローカル地域での運航等で航空輸送の一端を築いた、これら陽のあたらなかった機体を紹介します。

 
フェアチャイルド C-119L 53-8154 cn257 N90267
〔1977年頃 アーリントン空港 WA〕
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C-119フライング・ボックスカーは、戦時中の1944年から48年までおよそ220機製造されたC-82型を改良して作られたもので、1947年に初飛行し、1955年までに、およそ1200機製造された戦後の代表的な米軍輸送機でした。 双胴式のその独特な形態は日本にも駐留していたことから、東京上空でも、良く見ることができた機体でした。 
この機体は、C-119G s/n 53-8154として製造され、1973年 C-119Gから22機のみ近代化改修が行われたC-119L型となり、その後の撮影時は、民間貨物機として、1977年頃、シアトル北方のアーリントン空港でのエンジンスタート前の様子です。
次の写真は、貨物の搭載及び離陸時の様子ですが、このN90267(Stebbins Air Transport)機は、 アラスカ北部の航空会社で、不整地の空港が多いアラスカでは、この元軍用輸送機は使い勝手が良く、1988年アンカレッジで登録抹消されるまで飛行していました。
なお、1994年アンカレッジのメリルフィールド空港での写真では、この機体と、後で紹介するC-82 N8009Eが、並んで保管されているのが確認できました。その後の2013年には、CAの Palm Springs Air Museumへ、この機体の胴体前部のみが移送され、U.S.A.F 927として整備されて、今でも見ることができるようです。
 
C-119L N90267 貨物搭載 C-119L N90267 離陸
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貨物搭載の様子で、特別な設備のない空港でも、通常のトラック輸送並みの手軽さに感心させられます。

ワシントン州のエアライン定期便もないアーリントンの町の空港ですが、ジェット便は不可能でも、この機体では問題なく運用されているようでした。

 

ダグラス DC-3C cn 20562 N3FY SALAIR Air Cargo
〔1980年頃 シータック空港 WA 〕

カーチス C-46F コマンド cn22370 B-154 エア・アメリカ
〔1964年 立川基地 〕
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1944年製造された C-47A 43-16096が原型で、その後ノルウェー空軍、ノールウェー籍 LN-IAN(DNL : SASの旧会社)、フランス、カナダ籍等多くの国々を転々とした機体ですが、1979年からこのN3FYとなり、SALAIRでは、ローカル空港への貨物輸送等に使用していました。 この機体はクラシックプレーンとしても名の知れた機体でしたが、オーナーも変わった1998年グァテマラのケサルテナンゴ空港付近で、悪天候の中、近くの山に衝突、出動中の医師を含めた搭乗者18名中、11名死亡の大惨事となりました。、へき地の山岳地帯等、まだまだ有効に使用されていたことが改めて分りました。

カーチス・ライト社のCW-20B-4(C-46F s/n 44-78547)として製造、台湾のCAT(Civil Air Transport)からAir Americaがリースし、一時立川基地をベースに運航していた時の撮影です。 Air Americaは、台湾をベースに台湾国内、立川基地、東南アジア一帯の貨物輸送を行っており、この機体は1972年まで使用されていました。

 

ダグラスDC-6B(AT)msn45501 C-GHLY コンエア
〔1980年頃 アボッツフォード カナダ BC〕

フェアチャイルドC-82A パケット sn/msn 44-23027/10071 N8009E
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CONAIR Aviationは、カナダのAbbotsford空港をベースとした、森林消火を目的とした会社で、この機体をConair Tanker 46として運用していました。
1958年製造のノースウェスト航空 (N581)DC-6B 型を、1975年 Conair社が購入、ウオーター・ボンバー(Fire Bomber)機として改造したことで、主な搭載貨物等は胴体中央下部に装着した消火用の水タンクだけとなり、タンカーとしては、2013年まで使用していました。

C-82 パケットは、C-46,C47の後継機として1944年初飛行した米軍輸送機ですが、1948年までに、220機余りが生産されただけでした。パワー不足等のため、本項最初に紹介した、C-82の改良型、C-119フライング・ボックスカーが1200機も生産され、本命機となりました。主な変更点は、C-82のR-2800エンジン(2,100HP)をR-4360エンジン(3,500HP)に換えたことですが、C-82型は、1954年に軍から、全て退役しています。
民間機となった C-82型の一部には、パワー不足を補うためジェットエンジンを追加したものがあり、この機体は、Steward-Davis社が1機のみ試験的に改造した、Jet-Packet3200(2基の J30-W エンジンを胴体上面に追加)装備の、珍しい機体です。
1946年製造のC-82A型 44-23027が原型で、1956年N5095Vとして、Steward-Davis社が購入、Jet-Packet 3200プロトタイプ機として改造したもので、1980年頃からは、アラスカのFlying B Inc.が所有、その後1995年にはWY, ILの会社と変わりましたが、2006年にMarylandのHargestown Aviation Museum が購入し、現在でも胴体等が展示、保管されています。

 
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