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❖ Vol.35:国内線ジェット化の主流 ANAボーイング727-200〔その1〕 ❖

国内線ジェット化により最初に導入されたANAボーイング727-100型機は、1964年の導入以降8機購入(他に短期リースのN機4機)、1973年までにすべて売却されました。
後継の主力機としては、ANA727-200型を1971年2月羽田に到着したJA8328初号機以降、1978年に最終号機となるJA8355まで計25機を購入し、また、導入が遅れたことによる初期段階(1969年から1970年にかけ)に、PSA航空から計6機の727-200型を短期リースで使用しました。
なお、727-200型は、ほぼ同時期に導入開始されたローカル線用機材737-200型(24機導入)と供に、新塗装(モヒカンルック)が採用され、尾翼のANA社章(ダ・ヴィンチ・ヘリ)と供に、日本経済の高度成長期創成期のシンボルとしてのイメージがありました。
忘れられないこととして、導入間もない時期、JA8329機の1971年7月31日、雫石上空での空中衝突事故(ANA Flight 58 Accident)がありました。
乗員乗客162名全員死亡、当時最大の航空事故となりましたが、別途ANA727-100型で紹介していますが、1966年2月東京湾羽田沖墜落事故JA8302機からほぼ5年後で、導入間もなくの事故であり、その後のJAL747御巣鷹事故と並ぶ、ANAでも過去最大の事故となっています。 これ以降の727-200型は1990年最終号機がリタイアーするまで大きな事故はありませんでした。事故原因及び対策としては、相手の航空自衛隊機の訓練空域の徹底、国内全航空路エリアでのレーダー網の拡充等が行われましたが、東京湾事故でも課題となったFDR、CVRの装備については、この機体のCVRは未だ装備がありませんでした。