ゼロ戦22型(A6M3 S/N3858)N553TT〔2017年5月 竜ヶ崎飛行場〕
2021/01/01 トピックス写真日本人が所有する唯一の飛行可能なゼロ戦で、今月幕張で行われた「レッドブル・エアレース千葉2017」で展示飛行を行うため、竜ヶ崎で組み立て後、5月29日に実施されたテスト飛行の写真です。今回の操縦は、アメリカで操縦教官の経歴を持つ柳田氏で、日本人による日本国内でのゼロ戦の初めての飛行でした。この機体は2001年公開された映画「パールハーバー」の撮影用に復元された機体で、その後の2010年にZERO ENTERPRISE INC(代表 石崎氏)が購入、FAAでA6M3 ZERO (製造1942年MITSUBISHI S/N3858)、自作機などと同じExperimentalカテゴリー機として登録され、米国で飛行していたものです。なお、機体は70年代、ニューギニアの山中で発見された残骸がベースとなっていますが、本来の中島飛行機製 栄エンジンでなく、同クラスのR-1830ツインワスプ・エンジンを装備したため、機首のカウリング径がオリジナルより多少大きくなっています。