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AIC航空写真館


ピックアップ写真館 Vol.06 : 飛行艇 Part.1

2021/08/24 ピックアップ写真館

最近瀬戸内シープレーンが導入したコデアック100 水陸両用機等が話題ですので、日本のお家芸と言われた新明和の飛行艇、消防飛行艇としてデモに来た機体等を紹介します。

文・写真 : 鈴木 宣勝

新明和 PS-1 飛行艇51-5801 〔1970年代後半頃、大阪西宮上空〕

新明和工業が23機製造した PS-1 対潜飛行艇の1号機で、PS-1は989年まで運用されていた。この1号機は、PS-Xとして1967年に初飛行、その後PS-1 5801として配属されたが、1976年に消防飛行艇に改造1979年まで試験が行われた、写真は大阪、西宮の海岸埋立地で実際の消火テストを実施したときのもの。

新明和 US-1 9071 水陸両用機

1974年に初飛行したUS-1 救難飛行艇の1号機で、US-1及びUS-1Aは20機生産された。撮影は1970年代後半、着水後、新明和の甲南工場へ向かっている時で、未だテスト用のピトー等が装備されている。

新明和 US-2(US-1A改)9902 〔2009年 海上自衛隊 下総基地〕

2004年に初飛行したUS-2の試作2号機で、現在は量産型と同じ濃紺塗装となっている。

カナディア CL-215CF-TXK(C-FTXK)飛行艇 カナディア社 〔1974年泉佐野市〕

1974年に消防飛行艇のデモフライトを大阪泉佐野市の海岸で実施した時の撮影である。このときは海上自衛隊徳島基地からの飛来であった。

ボンバルディア CL-415 C/N2005飛行艇 ボンバルディア社 〔1996年 東京 お台場 〕

カナディアCL-215のレシプロエンジン(R-2800)をターボプロップ(PW123AF)したCL-215Tを、カナデア社を買収したボンバルィア社が量産している機体である。1996年に東京お台場(話題の東京ガス跡地)で、消防飛行艇のデモフライトをしたときの撮影。