ボーイング737-200 20210/163 アロハ航空〔1973年 ホノルル空港〕
2022/05/02 1970年代1969年製造で。Aloha Airlines が同時期に購入した3機(N73711,N73712,N73713)の737型フリート(ANA 初号機JA8401とも同時期)の1機でした。この機体で特記すべきことは、1988年4月28日、フリート中のN73711機がハワイ上空 (24,000ft)で金属疲労(飛行時間3万5千時間余、飛行回数8万9680回)により胴体前方部分が吹き飛び客席部分むき出し状態で緊急着陸、「奇跡の243便」として話題となりました。航空機の金属疲労が問題と分かったことで、世界で最も飛行回数が多かったのはこのN73712機(9万回以上)だったこと、2位が事故を起こしたN73711、3位がN73713機で、何れもハワイ特有の近距離の飛行が多かったアロハ航空フリートでした。その後の対応では、航空機の基本設計等への影響上で重要な機体ともなりました。