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ボーイング 737-800 33634/2745 HL8062 チェジュ航空(2018年 成田空港)

2025/08/11 2010年代

2008 年からイギリスの格安航空会社ライアンエアで EI-DYT として使用されていた機体ですが、2016 年に韓国の格安航空チェジュ航空が購入、2017 年から 2022 年ごろまでは日本でも人気の東方神起、特別塗装機でした。チェジュ航空(CEJU air)は、737-800 型(-8MAX を含む)のみ 40 機以上を運用しています。

日本各地にも多くの路線を持つ典型の格安航空会社ですが、昨年末の韓国での着陸炎上事故(Jeju 2216 便)があり、現在原因調査中で、韓国当局の暫定の中間報告もありました。今月は、今でも航空界最大の事故でもあった JAL 御巣鷹事故の 40 周年目ですが、日本では事故原因に対する最終報告書後でも、今だ一部メディア等による陰謀論等も含め異論等があり、未だ整理されていない現状があります。その後発生したエアインディア 171 便事故原因(787 機)を含め、事故発生国当局が発表した暫定の中間報告では、国際条約である ICAO で規定された事故調査は、唯一再発防止が事故調査の目的であるとされています。中間報告では、これとは別に、御巣鷹事故当時も含め責任者の追及に徹することが多くあり、現時点では考慮する必要があります。

ICAO での再発防止では、JAL 事故当時の 747 を含め、737、787 等すべて生産中で、多くの運用中の機体に対する対応が必要で、機体の設計製造、運用等の問題を対処するには設計製造国及び運用国も事故調査に参加する義務があるとされており、もし最終報告書の事故原因に同意できない場合では両論を併記するとされ、再発防止のために運用中の機体に対する指示等は事故発生国を除き、設計製造国からの指示、責任となるからです。