戦闘機の世界 Vol.22
2021/08/22 戦闘機本項では、 現在、百里基地にある航空自衛隊唯一の偵察航空隊でもある百里基地での501飛行隊が、今年度(2020年3月)中に解体される予定であり、部隊発足当時の使用機であるRF-86Fを主体に紹介します。 なお、先日行われた百里基地での航空祭(ラストファントム エアショー)で展示された501飛行隊のRF-4Eの特別塗装機には、「1961-2020」の文字が記入されていましたが、1961年発足時から1977年まではRF-86Fが使用されていました。RF-86Fは、すべて入間基地に配備されていましたが、RF-4Eでは百里基地配備となり、1974年に1号機が配備され、所属は百里基地の第7航空団でなく、航空総隊所属です。
ノースアメリカンRF-86F 62-6425 501飛行隊〔1967年前半頃 百里基地〕
米空軍F-86F-30-NA型msn191-532(52-4836)供与機を日本でRF-86F型に改造した機体で、撮影は1967年初めて寄った百里基地です。 土曜日の午後で、後で知りましたが、既に配備されていたF-104Jは確認できず、この日撮れたのは外来機である入間基地の、このRF-86FとT-6が1機のみでした。
ノースアメリカンRF-86F 62-6411 501飛行隊〔1970年頃 入間基地〕
米空軍F-86F-30-NA型msn191-404(52-4708)供与機からの改造RF-86Fです。
ノースアメリカンRF-86F 62-6421 501飛行隊〔1970年頃 入間基地〕
米空軍F-86F-25-NH型 msn176-316(51-13390)供与機からの改造RF-86FでK17とK22カメラ装備の記録がありました。1979年航空自衛隊で用途廃止となり、米国へ返還されています。その後1983年頃NAS China Lakeでドローン標的機に改造使用されていましたが、1998年イリノイ州Aurora Municipal AirportのAir Classics Museumで展示されているようです。
ノースアメリカンRF-86F 62-6424 501飛行隊〔1970年頃 入間基地〕
米空軍F-86F-30-NA型msn191-438(52-4742)供与機からの改造RF-86Fです。
ノースアメリカンRF-86F 62-6416 62-6430 501飛行隊〔1970年頃 入間基地〕
#416機は米空軍F-86F-30-NA型msn191-1681(52-5439)供与機からの改造RF-86Fで、その後米軍に返還(その後Aurora飛行場で展示 55-017にペイントとのこと)、#430機は米空軍F-86F-30-NA型msn191-635(52-4939)供与機から改造でその後米軍に返還(その後カデナ基地のゲートガードとして展示したとされるが未確認)
ノースアメリカンRF-86F 62-6422 501飛行隊〔1970年頃 入間基地〕
米空軍F-86F-30-NA型msn191-389(52-4693)供与機からの改造RF-86Fです。
ノースアメリカンRF-86F 62-6425 501飛行隊〔1970年頃 百里基地〕
1970年代 百里基地での航空祭展示機で、展示終了後の入間への帰投です。
ノースアメリカンT-28B c/nNA-218-1 63-0581〔1970年頃 航空自衛隊 熊谷基地〕
1954年新三菱重工業が輸入JA3096として登録されましたが、1956年JA登録を抹消し防衛庁技術研究本部が購入し、飛行していました。1962年偵察用訓練機に改造され、偵察航空隊第501飛行隊に配備されました、1963.7.3宇都宮飛行場でハードランデングし飛行不能となり、熊谷基地で教材機となっていた時のものです。その後浜松基地等で展示されていましたが、1999年からは浜松広報館で展示されています、なお、現在の塗装は初期の銀塗装で501飛行隊マークは消されています。