FIGHTER WORLD

戦闘機の世界


戦闘機の世界 Vol.24

2021/08/24 戦闘機

F-105の続きで、ベトナム戦の初期1965年頃の横田基地です。

F-105D 62-4363〔1965年 横田基地〕

1965年頃は横田基地所属の機体でしたが、水戸射爆場へ向けての離陸で、左翼端に装備されているのは大型のミサイルは、AGM-12ブルパップですが、地上目標は狭い水戸射爆場は使えないため、海上の目標を使用していたとのことです。 なお、この機体は、記録によると、1965年12月北べトナムで被弾、トンキン湾上に着水、失われています。

F-105D 59-1718 61-0147〔1965年 横田基地〕

横田からの離陸で、翼端に装備されているのは、サイドワインダー・ミサイルと5インチ大型ロケット弾です。なお、FH-147機は、1966年5月北ベトナム・ハイフォンで撃墜された、記録があり、FH-718機は、1965年5月北ベトナム・タンホアで被弾、海上に着水した記録がありました。

F-105D 62-4367 80TFS〔1965年 横田基地〕

1965年5月横田三軍記念日での展示飛行で、着陸直後のドラッグシュート状態です。なお、この機体の記録では、1968年北ベトナムで撃墜されています。

F-105D 61-0169 563rdTFS〔1965年 横田基地〕

スペードと赤白帯ラダーの特徴のある部隊マークでしたが、この機体は水平尾翼の上方胴体に、馴染みの猫も描かれています。この、機体も1967年9月北ベトナムで撃墜されています。

F-105F 63-8341〔1965年 横田基地〕

横田R/W36からの着陸ですが、機首右側に爆弾を持ったファントム様の絵があります。なお、この機体は、その後EF-105Fに改造されたとあり、1967年4月ハノイ付近でMIG-17と交戦、撃墜されています。

F-105D 62-4344〔1965年 横田基地〕

横田、R/W18側で外来機として着陸後の点検中です。なお、撮影は、65.11.ですが、この時点で、機首左側に多くの出撃マーク(爆弾マーク)が記入されており、前線からの移動中(すべてタンク3本装備)です。

F-105D 61-0116 563rdTFS〔1965年 横田基地〕

横田R/W18側へタキシング中で、機首左側に多くの出撃マークが描かれた機体です。

F-105D 61-0161 561stTFS〔1965年 横田基地〕

横田R/W36へ着陸する機体です、部隊マークの黒と黄のチェックは目立っていました。

F-105D 59-1731 36TFS〔1965年 横田基地〕

横田R/W18側から外来機として戻るF-105D、なお後部胴体のスクープは、ベトナム戦参加以降、アフターバーナー使用時の冷却用に追加したものです。

F-105D 61-0140 62-4351〔1965年 横田基地〕

横田R/W18で離陸前帯機中の3機です。手前の、61-0140は、ベトナム用迷彩塗装が始まった頃の、初期の迷彩(トラ模様)で、塗装が異なる3機です。なお、61-0140は、1966年8月ベトナム・ハイフォン付近で、62-4351は、1967年5月ベトナム・タインホア付近で撃墜されています。