WORK IN THE AVIATION INDUSTRY

航空業界のお仕事


客室乗務員

2021/09/01 客室乗務員

 客室乗務員は旅客機に搭乗し、乗客の搭乗から到着までさまざまな業務を行う仕事です。CA(キャビンアテンダント)というのは日本だけで、海外ではフライトアテンダントまたはキャビンクルーと呼ばれています。客室乗務員は航空会社のサービス部門のうちの「客室本部」に所属します。機内で私たち乗客が快適に過ごせるようにお世話をするのが客室乗務員の主な仕事となります。また、乗客のサービスに当たるだけでなく、安全を守るための保安要員としての2つの役割があり、責任感が求められる大変重要な仕事です。
 機内サービスでは、乗客が機内で安心かつ快適に過ごして頂けるように、乗客一人ひとりの様子に気を配りながら機内食や飲み物、新聞、雑誌などの提供、毛布の配布と回収、免税品の販売などを行います。さらに子どもの世話や乗客からの問い合わせの対応など、可能な限り応えるように努めます。また、離着陸の注意事項や非常時の説明も担当します。
 保安管理では、機内に異常がないかなどの安全確認をすることや、緊急時には乗客の安全を守るため、迅速かつ適切な対応をとることが求められます。機内で何かトラブルが起こった際は客室乗務員が対応します。急病人への救急処置、天候の悪化時の機内の安全確保、ハイジャックや緊急着陸時の乗客誘導など、非常時に冷静に対応します。フライト中の気流の変化により、急な揺れが予想されることもあり、こうした時は、パイロットから飛行状況についての連絡を受け、乗客にシートベルトを締めてもらうように機内放送などで知らせます。パイロットと連携し、天候や運行状況などの機内放送を担当することも客室乗務員の役割です


客室乗務員になるには


 各航空会社の採用試験を受験する必要があります。応募資格は会社によって異なり、大手のJALやANAの場合は新卒、既卒に関わらず「専門学校以上」の学歴が必要とされます。大学卒の採用も多いですが、客室乗務員になるための課程がある短大や専門学校からの採用もあります。航空会社によっては、高卒でも受験ができる例もあり、この場合、既卒枠での採用試験を受験することになります。
 学歴以外にも年齢や身体条件、居住条件、TOEICのスコアなどの応募資格があり、各社の募集条件の確認が必要です。最近では女性だけではなく、男性の客室乗務員を採用する航空会社もあります。また、年齢制限を設けていない航空会社も増えています。ただ、近年の航空会社の多くが「契約社員」として客室乗務員を採用しており、1年ごとの更新で3年間の契約社員として働いた後、希望や適性、勤務実績に応じて正社員になるという雇用体系になっています。
 他方、外資系の航空会社でも、日本国籍を持つ人の客室乗務員採用を行っています。応募資格はそれぞれ異なりますが、英語など言語に堪能だと優遇される場合があります。また、パソコンのスキルや水泳能力を求め航空会社もあります。
 
 その他、以下の能力が必要となります。


① 気配り


国籍や年齢を問わず、あらゆる人に柔軟に対応できる接客能力が必要です。気配りを実践するには、語学力や国際感覚、教養などが求められます。


② 冷静さ


緊急時に適切に対応できる判断力やどんな状況でも冷静に対応できる精神力と行動力が必要です。


③ 体力


国内線では1日数便に搭乗し、国際線では長時間や時差の勤務となり、非常にハードな仕事です。勤務時間や休日も不規則となりがちです。

※上記の内容は2017年3月現在の情報をもとに作成しています。