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❖ Vol.34:国内線ジェット化の始まりとなった ボーイング727-100〔追記 その1〕 ❖

前回(Vol32.33)等ではJAL系列会社の ボーイング727-100型の使用機を紹介しましたが、本項では、未紹介だった当時の日本以外の海外での使用状況も含め、世界的に一般の旅行形態がジェット時代になるきっかけともなった、この727-100型について、更に紹介します。
最初に紹介するのは、727初号機、ユナイテッド航空のN7001Uで、1963年2月9日ボーイングのレントン飛行場から、エバレット(Paine Field)まで2時間1分の初飛行を行った、727の原型機(Prototype)ですが、製造2号機(N72700)などと供に、型式証明取得のための各種テスト飛行に使用されました。
727のエアラインへの引き渡しは1963年11月頃から始まりパイロット訓練が開始されましたが、型式証明の取得は1963年12月24日、初便の就航は、1964.2.1イースタン航空のマイアミからでした。 ユナイテッド航空は1964年3月から就航(N7004U 製造5号機)しています。  参考に、日本での727の就航は1964年3月ボーイングからANAがウェットリースしたN68650 ( 旧N7003U、別途スズキエアワールド ANA727-100 詳細参照 )による羽田―札幌路線が最初で、米国と比べてもほぼ同じ時期でした。
また、この画期的な高性能ジェット機の就航初期に集中的に発生した航空事故(1965年米国で3件、1966年2月ANA東京湾事故)も、ほぼ同様な結果となりました。
N7001U機は型式証明のCertification Program に基づく各種Flight Testが終了し、整備後(塗装もボーイングカラーのレモンイェローからUA塗装へ)、United Air Linesへ、1964年10月5日に引渡されました。
United Air Linesは1991年、この機体がリタイアーする際、シアトルのThe Museum of Flightへ寄贈するとし、領収当初の塗装に戻し、1991.1.13 United 838便(SFO-SEA)として最終フライト(27年間でTT64,495、LD回数48,660 )をしています。
The Museum of Flightでは、その後整備基地(Restoration Center)であるPain Fieldで保管し、その間に2003.10.24、FedExからラストフライトとなった727-025C N124FE機( Sister機 19360/371)の寄贈を受け、当該機からエンジンを含め欠品となった部品等を流用、N7001U機の完全な整備を行い、25年間保管後、2016年3月2日、N7001U機の最終フライトとなったPaine Fieldから展示施設(The Museum of Flight)のあるBoeing fieldへフェリーしました。
現在、Museumでは747初号機と供に、この727初号機も展示されています。