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戦闘機の世界 Vol.08 << トップページに戻る

Vol.08 : ブルーインパルF-86Fとその時代〔F-86Dセイバードッグ

ノースアメリカンF-86D セイバードッグは、ソ連の爆撃機に対抗できる迎撃機としてF-86Aをベースに開発し1949年に初飛行した全天候戦闘機です。外観上は、全天候型レーダーを機種に装備した大型レドームが特徴で、武装も機銃6門から空対空ロケット弾(24連装のマイテイマウス)に変更、エンジンJ-47エンジンにアフターバーナーを装備、パワーアップしたことで、数々の速度記録をも樹立した等、高性能の機体となっています。原型となったF-86型との共通性は20%もなかったと言われていますが、NAA社だけでも2500機以上(他に、マイナーチェンジ型F-86Kが300機程度)製造されました。航空自衛隊には1958年から計122機が米軍から供与されましたが、その殆どが在日米軍の使用機がF-102へ機材変更されたことで、不要となった中古の機体でした。1958年に供与が始まり、第3航空団、第101飛行隊が編成され、その後3個飛行隊(102sq、103sq、105sq )が編成され、航空自衛隊初めての全天候戦闘機部隊としてアラート任務についていましたが、1968年には最後の飛行隊 (101sq )も解散し、F-104に代わっています。

文・写真 : 鈴木 宣勝